シャトー
ロワール渓谷は、ロワール川に代表されるように自然に恵まれた地方であると同時に、歴史的にもとても豊かな地方です。15世紀以降、フランス代々の王達に愛されると共にロンサール、ラブレ、バルザックなどの有名な作家を生み出した地方でもあります。
シャンボール城
ロワール渓谷に点在するシャトーのうち、最大の広さを持つ。フランス王フランソワ1世のために建てられた。古典的なイタリアの構造に伝統的なフランス中世の様式を取り入れたフレンチ・ルネサンス様式。
シュノンソー城
「貴婦人たちの城」として知られる。1513年に建設されたのち、ディアーヌ・ド・ポワティエ、カトリーヌ・ド・メディシスらにより装飾される。シェール川をまたぐその独特のスタイルといい、女性たちに愛され、管理され、守られてきたその運命といい、ロワール渓谷の中でも特別なシャトー。
ブロワ城
ブロワの街の中心に位置する。歴代フランス王の幾人かが住居とし、またジャンヌ・ダルクが1492年、オルレアンから軍を出発させる前に、ランスの大司教から祝福を受けた場所でもある。13世紀から17世紀にかけて建造された建物の中でも、フランソワ1世の翼にある螺旋階段が有名である。
アンボワーズ城
元は中世の城壁であったアンボワーズ城は、フランス王シャルル8世とフランソワ1世の時代に王家の居城となった。 フランス王の招きでアンボワーズの宮廷に滞在した多くのヨーロッパの知識人や芸術家のうちの一人にレオナルド・ダ・ヴィンチがいる。